2005年01月26日

タペット音

SRのエンジンのメカノイズが気になりだすと誰もが頭に浮かぶのは「タペット音」だが、どうもこれを気に「しすぎる」人が多いように思う(SRのアジャストボルトは正確にはタペットではないのだが、通称としてそう呼ばれることが多いため、ここではあえてタペットという呼び方を用いる)。
1万キロ調整してないとかいうのは論外だが、ごく最近正確に調整したのに気になる、というのであれば以下の点をチェックした上で、音についてはあきらめるようにした方がよいだろう。

○いわゆるハイカムを入れている場合、音が大きくなるのはしょうがない。ノーマルに比べてクリアランスを大きくとるのはバルブステムの熱膨張が大きいためだけではない。
GARAGE-UCGを訪れてくださるレーシングメカニックのKEIさんによれば、アジャストボルトがバルブステムから離れていることによって、バルブにアジャストボルトが衝突する格好になり、それがバルブの開き始めの速度を上げる効果があるとのことだ。そんなことまで含めて、ハイカムを入れた際のクリアランス規定値が計算されているのだから、「静かにしたい」と思ってそれを詰めてみるのは明らかな間違いだということ。
以前お世話になっていたショップがこの件についてヨシムラに「大きなタペット音どうにかなりませんか」と問い合わせたところ、「音とりますか?性能とりますか?」と言われた。
より静かにしたいというのならすべてノーマルに戻すしかない、ということのようだ。

○ハイカムを入れたエンジンは多くの場合バルブスプリングもレートの高いものに交換されているだろう。そうなるとアジャストボルトがバルブの頭を「こじる」際の抵抗も増えるし、ハイカムなのだからこじる距離も長くなる。ノーマルだとアジャストボルトの摩耗はたいてい丸か小判型の削れ痕となるのだが、ハイカムを使用していると場合によっては進入禁止の道路標識のような形に削れている。ハイカム仕様のエンジンならアジャストボルトは調整するものではなく交換するものだと考えた方がよい。

○減るのはアジャストボルトだけではなくバルブも同様だから、調整時には必ずバルブのアタマもチェックすること。

投稿者 uga : 23:09 | コメント (8)

2005年01月20日

古道具

  おおきなのっぽの古時計 おじいさんの時計
  百年いつも動いていた ご自慢の時計さ
  おじいさんの生まれた朝に かってきた時計さ
  いまはもう 動かない その時計

   百年休まずに ちくたく ちくたく
   おじいさんといっしょに ちくたく ちくたく
   いまはもう 動かない その時計

  真夜中にベルが鳴った おじいさんの時計
  お別れの時がきたのを みなに教えたのさ
  天国に上るおじいさん 時計ともお別れ
  いまはもう 動かない その時計


古道具は時計だけじゃない。オートバイだっていいんだ。

投稿者 uga : 00:10 | コメント (0)

2005年01月01日

041231

大晦日の配達は雪を覚悟しろと天気予報が言っていた。そのつもりで朝出たが、日の出からしばらくは青空が見えるほど。すっかり安心して都内の空いた道をのんびり走っていたのだが、ちょうど配達が終わって帰路についたとき、空から雪が舞ってきた。
今日ぐらいはふだんしないことをしようと思っていたのだが、オートバイで出かけるのはムリになりそうだったので、近所でケーキを6個買ってきて食べた。あとマロングラッセを6個。ウチでいれたコーヒーも6杯だった。

投稿者 uga : 01:19 | コメント (7)