2004年04月23日

同じ19インチでも

 ゆうべSRのフロントを90/90-19に換えた。AM20というツーリングタイヤだ。
 先週ツーリングに間に合うようあわてて組んだエンジンと車体だったが、ツーリング前日リアタイヤをAM21に換えたところでタイムアップ、前がBT45のまま走りに行っていたのだった。
 リアはAM21の110/90-18で、以前のBT45の前後セット(3.25-19&4.00-18)に比べて見た目ほんの少し幅が細くなり(実際はほとんど同じ)、ラウンド形状が少しゆるやかになっている(特にフロント)。直径はかなり変化していて、新品同士で比べると直径で20mm弱小さくなった。特に前はフェンダーとの隙間が大きくなり、なんだか間が抜けた感じ。これなら18インチ用のフェンダーをつけた方が締まって見えそうなくらい。
 後輪だけ換えて走ってみた感じではそれほど大きな違いは感じられなかった(元々ニブいせいもある)が、今日換えたばかりの前輪は以前と明らかな違いが感じられた。街乗りで交差点を曲がっただけで感じられるほどの違いなので、ワインディングを走れば違いはもっと顕著に感じられることだろう。
 ラウンド形状に関しては適正リム幅がそれぞれ違うので(BT45の3.25は適正リム幅2.50、AM20の90/90は2.15)単純な比較はできないが、ノーマルの1.85のリムにBT45の3.25を履くのはやはりちょっとムリがあるというか、本来意図された性能は発揮されないのだろう。実際リムからはずしたBT45の3.25は装着していたときとはまったく違うゆるやかなラウンド形状となっている。(タイヤ単体の状態でBT45とAM20とではビード部分の幅が20mm以上異なりAM20の方が狭い=細いリムに履いてもクラウン形状は大きく変化しない。)

 ひと言で言えば以前に比べ旋回性が強まった、という感じだ。前輪が車体より少し遅れてゆるやかに向きを変えながら適度なアンダーステアを感じられたBT45の3.25-19に比べると、今風のSRに近い感じの曲がり心地だ。
 これは径が小さくなったせいだろうか(キャスターの変化も含めて)? あるいはラウンド形状がよりなだらかなRになったせいだろうか?
 大げさに言えばフロントタイヤがリーン中いつまでも向きを変え続けていこうとする感じ、とでも言おうか。慣れの問題が大きいのだろうが、どうも馴染まないと思った。19インチといえば「曲げないと曲がらない」ダルな感じがある種の安心感につながっていたのだが、どうも新しい90/90は19インチらしくないというか、軽快に過ぎる。

帰ってから改めてカタログ値を調べてみると、BT45(フロント)の18インチの外径は
90/90=619mm
100/90=637mm
3.50=651mm
とある。
19インチだと3.25、100/90共に663mmだ。
これに対してAM20の90/90-19は645mm。BT45の3.50-18よりわずかに小径で、他の18インチ用(BT45)よりは大きい数値である。
今回タイヤ交換と同時にフロントサスのオイルがWP♯13〜14だったのをYAMAHA♯10に変更し、油面をWPの指定値に合わせたので(以前と同じ)その影響もあるのかもしれないが、タイヤの直径が僅か10数mm小さくなるだけ(形状の変化もある)でこれほど操縦性が変化するものかと改めて驚かされた。

しばらくは今度のタイヤに合った乗り方を探りながら走ることになりそうだ。

写真右が1.85のリムに装着されたBT45の3.25-19。左は同じタイヤ(同じ減り具合)の単体。
ラウンド形状の違いがわかる?

投稿者 uga : 19:21 | コメント (5)

2004年04月11日

フォークスプリング

3HT6以降のFフォークに使われているスペーサを使わないスプリングは、ちょっと見た感じではWPのSR用プロラインと形も長さもソックリ。線径もバリアブルのピッチも、さらには色までほとんど同じなので、うっかり作業中に混ざってしまったら「…(汗)」となりかねない。
だが心配はいらない。そんな時でも一発で見分けるポイントを発見した。
WPには白い文字で品番が書かれているというオチだと、中古で表示がはげたものは見分けられないから、これは決定打にはならない。
実は(というほど大したことじゃない)…純正品とWP、なぜか巻きの方向が違う。
どっちがどっち巻きかはご自分でお確かめあれ。

投稿者 uga : 00:26 | コメント (3)