2007年08月09日

タイヤ交換によるディメンションの変更

SRの初期型=フロント19インチ(リム幅1.85)とリア18インチ(2.15)の組み合わせに適合する範囲において、タイヤ交換によるディメンションの変化がどれほど可能かを試算してみた。
AVON AM26のカタログによる数値を元にすると、それぞれタイヤ外径は以下のとおりである。

フロント
100/90-19 663mm
3.25-19 665mm
90/90-19 645mm
リア
100/90-18 637mm
110/80-18 631mm
110/90-18 655mm
4.00-18 671mm

これらの数値を眺めていると、次のようなことが計算上成り立つことがわかる。
すなわち、仮にフロントを一定とした場合、リアタイヤの外径は最大40mm変化させることが可能であり、その場合、キャスターの変化は軸間距離を1410mmとした場合、約0.8度となる。
さらに、フロント外径を最大から最小へ変化させた場合20mmの変化が生まれ、もしリアの最大変化量と同時にこれを行った場合、キャスターは2.4度変化することになる。
キャスターを2.4度変更するにはフォークの突き出しを何mmにすればよいのか計算できていないが、かなり大きなものとなることと思われる。
初期型のBSマグモーパスのフロント3.50-19を初めて3.25のミシュランS41に履き替えた際(リアはノーマルと同サイズ4.00-18のM45)、乗り心地と同時に操縦性が格段に軽くなったのは、タイヤ自体の性格はもとより、このサイズ(外径)の変化が大きな要素だったことがいまさらながらよくわかる。

もちろんこれらはタイヤ空気圧やリムのサイズ、サスペンションのセッティングにより文字通りの数値とはならない場合が多かろうが、それにしてもタイヤの交換だけでこれほどまでに、操縦性に変化を及ぼす大きな要素であるキャスターの変更が可能であることは、タイヤ選びの際の大きな参考となるのではなかろうか。

投稿者 uga : 2007年08月09日 03:48
コメント

あまり考えてみたことなかったけど理屈の上ではそういう変化は確かに起こり、実感できることなのですな。フロントがちっこくなってキャスターが立った分、クイックな乗り味になるということか。フォークの突き出しでも同じ効果を得るには多分前後タイヤの半径変化分の合計値くらいは動かさにゃならんのだろう。しかし、考えの緻密さはとても文系の人間とは思えんな。見習いたいものです。

Posted by: wawa : 2007年08月09日 19:06

今日は よろしくお願いしますね^^すごいですね^^
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Posted by: MONCLER ダウン : 2013年01月15日 15:01
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